旅行あれこれ(後編)


前回からの続きです。

<その他編>
スペイン語について〜ツアーなのでほとんど必要ありませんでした。というか、張り切ってスペイン語で挨拶すると、「オハヨーゴザイマス」とか言われたり、なまじ価格交渉などを試みようものなら、もんのすごいスピードでスペイン語をまくしたれられ、ごめんなさい・・状態に(^^;)
価格交渉は、差し出された電卓の数字を見て、しばらく考え込む(フリをしたら)、どんどん価格が下がっていく・・という流れが一般的なようでした。私もそうすればよかった・・・
あとは、部屋番号を聞かれたときなどのため、1〜10、10区切りの数字や、こんにちは、ありがとう、お願いしますなどの超簡単な挨拶、ビール、ワインなどの酒用語( ̄m ̄*)しか使いませんでした。添乗員さんも、数字とかメニューくらいでも大丈夫ですよ〜との事。
それより長時間のフライト中の英語の方が問題で、「Coffee」が通じず、「こーひーください!」とコテコテの日本語で、やっとコーラじゃなく、コーヒーが飲めた始末。
次の旅行までにはもう少し何とかしないと、コーラで歯が溶けそうです。

高山病について〜私は軽い頭痛だけで済みましたが、左のリンク先を見てみると、本当は怖い高山病・・・同じツアーの方でもホテルで点滴を受けた方もいましたし、ダンナもけっこう重症で、頭が痛く、楽しい旅行なのに何もする気が起きないほどの倦怠感に悩まされたそうです。
コカの歯を囓ったり、コカ茶(↓画像)を飲んだりすると、幾分和らぐみたいです。それでもダメなら酸素を吸ったり、重篤な症状になる前に医師の診断を受けることも大事だな、と高山病で死亡することもあると知り、今更ながら思いました。今回はみんな無事でよかったです。


・水事情〜ペルーでは基本的に「トイレットペーパーを流せない」ようです。トイレの横に大きな蓋付き容器があるので、ペーパーはそこに捨てます。トイレが詰まると大変なのでそうしているようです。何度もうっかり流しそうになって焦りました。
ラ・ラヤ峠の有料トイレは水が流れず、ナント使用後に現地のヒトがバケツで水を流してくれます。ちょっと恥ずかしかったです。
たとえホテルでも水も普段のように使うのがためらわれ、家では地球に厳しい(だらしない)私たちも旅行中は節水を心がけました。

・トラブル〜14時間のフライトを終え、成田に着いたら、私のスーツケースの取ってが半分取れかかって戻ってきました。荷物引き取り所近くのデルタ航空カウンターに出むいて訴えたところ、全部の取っ手が取れるか、使い物にならないくらい破損しないと修理の対象にならないとの答え。そんな・・・
でも、ここまでは想定内。ツアー申込み時に旅行傷害保険にも入っているので、そっちで直してもらえます。このやりとりは航空会社から破損証明書を出してもらうためのもの。修理できないと言われて「じゃあ、保険会社に聞いてみます・・・」と言ったらそれまでの済まなそうな口調から一転して、「じゃあ、すぐに証明書をお出ししますね♪」と。自分のところでオカネを出したくないのはどこも一緒ですよね。
そのやりとりの横で、何人もスーツケースの鍵を壊されたと訴えていましたが、それもモチロンNG。スーツケースに施錠してはいけないのは常識なんでしょうか。
そういえば、帰宅後、荷物を開けたら、スーツケースの中に、こんな紙(↓画像)が入ってました。
私のスーツケース、中も調べられていたんですね・・・
8500円のスーツケースですが、軽いし、気に入っているので、次の旅行も一緒に行こうと思います。
ちなみにダンナのスーツケースは破損こそしてませんが、傷だらけ・泥だらけ、目印のハンカチもどこかへ行ってしまいました。
噂には聞いていましたが、かなり乱暴な扱いをするんですねー。

<食べ物編>
最後はやっぱり食べ物で。
ペルーの食事はとても美味しくて、毎回とても楽しみでした(^¬^)

これはある日のランチバイキング。ペルーのトウモロコシはとても大きくて、ひとつぶがダンナの指先と同じくらい(↓左)あります。真ん中はセビーチェというペルーの代表料理、白身魚を玉ねぎをレモン、にんにく、唐辛子などでマリネしてある、爽やか料理。
緑色は味付ごはん。ペルーではよくお米を食べました。右のお肉は牛肉です。ペルーでは牛が多く飼育されていて、ステーキも美味しかった(↓中)です。チチカカ湖で捕れた魚のムニエル(↓右)も美味だったようです。

高山病が怖くて、普段の1/4くらいの酒量でしたが、お酒も少々飲みました。ペルーのビール・ワイン(↓左)とも癖がなく、素直で飲みやすい味でした。チリワインのように、日本でも手軽に入手できればいいのにな・・・
あとはピスコサワー(↓中)、お酒じゃないけど、紫色のチチャモラーダも甘くてとても美味しい飲み物。
そしてそして、ペルーのソウルドリンク(?)の「インカコーラ」(↓右の缶軍団)左のビンはピスコです。
黄色くてどこか懐かしい味のインカコーラ。Tシャツでも大人気。ペルーの移動中の機内では、かなりの確率でみんなインカコーラを飲んでいました。もちろん私も。日本でも飲みたいなと思って通販で24缶取り寄せました( ̄m ̄*)

海老のスープも、鶏肉煮込みも、アルパカのステーキも、どれも美味しかったのですが、リマで食べたパンがあんまり美味しくなかったんですよね。ペルー人はパンが大好きということでしたが、焼いてから何日も経ったパンみたいにパサパサで・・・
でも、チチカカ湖へ行く途中で食べた、かなり大きな雑穀入りパンと、チチカカ湖のホテルのパンは絶品でした。

また食べたいな、ペルー料理・・・私の住む札幌でペルー料理が食べられる店があるのか、まだ探せておりません。もっと食べたいな・・

じゃあ、自分で作るしかないね。
シェラトン・リマで飲んだ味噌汁のように、本場の味とはかけ離れたものになるかもしれませんが、リマのスーパーで買ったスパイス類(↓左)、レシピ本の数々(↓右)と舌の記憶を頼りに、おうちでペルー料理を作ってみようと思いました。

第一弾は、やっぱりセビーチェ。スパイスを水で溶いたものを、角切りのサーモン、ホタテにまぶして、食前にアーリーレッド(紫玉ねぎ)と合わせるだけ。とうもろこしは季節的に無理なので、アヒ(唐辛子)たっぷりのポテト・オニオンリングを添えて。(↓)

そうそう、こんな味だった。次はスパイスを使わないで、家にある調味料でもやってみようと思います。上手に出来たら、このブログにペルー料理カテゴリを作ってアップしますね。

と、次の課題が出来たところで、今回のペルー旅行回顧録を終わりにします。

この先何年も経って、私とダンナが老夫婦になっても、今回の旅行のことは何度も何度も話すことでしょう。どれだけ話しても、まだまだ話しきれない盛りだくさんの旅でした。
ボケかかって、あれ?何食べたっけ?どこ行ったっけ?となったら、このブログを読み返そうと思います(^-^*)